プロパティエージェント

不動産に関することを「不動産営業マン兼サラリーマン大家」のとっちんが紹介するブログです

最初は、予算を決めましょう!

こんにちは、とっちんです。

前回の続きで、弟が家を建てようと考えています。

 

家を建てようと決めた時に、1番最初に考えることは、予算です。

 

住宅ローンは、俗に言うアパートローンや事業用ローンと違い、融資を受けて収入を得るものではありません。

 

最長で35年間という長い期間、支払い続ける負債です!(賃貸併用住宅は別)

 

やはり、無理なく長期的にを考えなければならないので、どんぶり勘定で決めてしまうのはやめましょう。

家庭の負担となり、最悪破綻します。

 

物件を選んでいくうちに、グレードが良いものがよく見えてしまい、建物価格があがってしまうケースもありますが、最初にしっかりと決めておけば、コントロールできます。

 

ただ、2,500万円って決めたから絶対それ以下で抑える!と決めつけてしまうと

思うようにいかず、不本意な家になってしまったら本末転倒なので、予算には少し幅をもたせましょう。

(2,300万円〜2,500万円など)

 

 

では、具体的な金額については、何を目安にすれば良いのでしょうか??

よく聞くのが

「返済額は年収の25%まで」

「返済できる借入金額は年収の5倍まで」などでしょうか。

 

実際に、これを当てはめてみましょう!

 

弟からの相談なので、弟夫婦をモデルとして

夫の税込年収450万円

妻の税込年収240万円

手取り年収は80%とする

期間 35年     金利 2%

 

まずは「返済額は年収の25%まで」

(450 + 240) × 0.8 × 0.25 ÷ 12 = 11.5万円

月々11.5万円の返済までOKとなりました。

借入金額 3,470万円で約11.5万円の返済です。

 

次に「返済できる借入金額は年収の5倍まで」

(450 + 240) × 0.8 × 5 = 2,760万円

月々9.1万円の返済となります。

 

実際に当てはめてみると大きな差がでました。

どちらが目安として正しいのかでしょうか?

 

ファイナンシャルプランナーの方に伺ったところ「返済額は年収の20%以下」が目安としては良いようです!これで計算すると

(450 + 240) × 0.8 × 0.2 ÷ 12 = 9.2万円

月々9.2万円の返済までOKとなります。

借入金額 2,780万円で約9.2万円の返済です。

 

こうなると「返済できる借入れは年収の5倍まで」と「返済額は年収の20%以下」が同じぐらいになりました。

 

ということで、住宅ローンの目安としては

「返済額は年収の20%以下」と「借入れは年収の5倍まで」の低いほう!でいかがでしょう

 

もちろん、属性、金利、共働き、子供の数などケースバイケースなので、人により実際の金額は違います。

 

あくまで住宅ローンの目安なので、最終的な住宅予算は、頭金をプラスして下さいね。 

 

自分にあった金額を考えましょう ヾ(๑╹◡╹)ノ"